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概要
脳神経外科はあらゆる年齢層の頭蓋内病変をチェックし、外科的治療が必要な状態かどうかを判断する科です。病気があった場合に適切な治療を行い、再発をできるだけ予防するにはどうすればよいかを提示し、健康寿命を少しでも長くできるお手伝いをしています。
診療内容・特色
1.未就学児について
新生児では発達障害や、頭囲拡大など定期健診で異常が指摘された際に相談いただければ、今後経過観察が必要なのか、さらなる検査、治療が必要なのかの情報提供をいたします。 また、頭部外傷については頭蓋内に外傷性変化が起こっていないかをはっきりさせるためには頭部CTを撮影するしかありません。頭部CTは放射線を使用した検査ですので、できれば行いたくありませんので、普段から子供さんの頭部外傷対策をお願いします。
2.児童、学生について
このころになると、いろんな訴えができるようになります。このころで見逃したくない脳の病気の症状としては、頭痛と脳虚血の症状です。頭痛で見逃したくないのが脳腫瘍、血菅奇形です。これを早期に発見するにはMR1の撮影が必要になります。MRl撮影には動かずにじっとする必要があり、それができるような年齢に達するまでは観察注意点をお知らせし、経過観察いたします。脳虚血の症状をきたす病気としてはウィリス動脈輪閉塞症(もやもや病)という病気の鑑別が大切です。気づかないと子供でも脳梗塞になりえる血管奇形の一つです。過呼吸になる状態(号泣する、運動中、吹奏楽演奏中など)で四肢の脱力が起こるのが特徴的な症状です。
3.成人以降について
成人するとこれまでにあげた脳の器質的病変(脳腫瘍や脳血管奇形)に加え、加齢的変化による動脈硬化による疾患が出てきます。いわゆる脳卒中という病態です。主なものは脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血です。それぞれ、いろんなタイプがありますが共通するのは生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質代謝異常など)が絡んでくるということです。定期的な健康診断を受け、脳卒中になりにくい体調を維持するのが大切です。
4.老年期について
この時期に特徴的なものとしては認知症に代表される高次脳機能障害です。基本的には精神科領域の病気ですが、同様の症状を呈する脳疾患(正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫、脳腫瘍など)もありますので除外診断は必要です。
5.その他
どこで診てもらったらいいかわからない、ということも多々あると思います。お気軽にご相談ください。
検査
- 頭部CT:外傷性頭蓋内出血、脳卒中、水頭症等の検査に使用します。
- 頭部MRI:脳梗塞、脳虚血発作、脳腫瘍の検査に使用します。
- 頭部MRA:脳動脈硬化、脳動脈瘤、脳血管奇形の検査に使用します。
- 頸動脈超音波検査:頸動脈の動脈硬化・狭窄の検査に使用します。
- 脳波:けいれん発作の検査に使用します。
医師紹介
野添 正彦 のぞえ まさひこ
- 【卒業年度】
- 平成3年
- 【専門領域】
- 脳神経外科
- 【認定医・専門医等】
- 脳神経外科専門医
- 【患者様へのメッセージ】
- 近隣の皆様により安心してお過ごしいただける病院となるよう努力して参ります。
外来診察担当表
午前診
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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09:00〜12:00 | 野添 | ー | 野添 | 池内 | 野添 | 野添 |