リハビリテーション科
月間ニュース (R3年)
令和3年10~12月
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【アスレティックトレーナーの資格を取得しました】
この度、トレーナーの森野が日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を取得しました。今後もアスレティックトレーナーとしてスポーツ復帰を目指す選手のみならず、様々な患者様へトレーニングを指導させて頂きたいと思っております。よろしくお願いいたします。
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【学生に講義をしました】
9月と10月に、学生時代の恩師がいる姫路獨協大学と母校である神戸総合医療専門学校で在学生対象に講義をしてきました。
姫路獨協大学では、4年生を対象に日々臨床で行っている理学療法評価について、局所の解剖と全身アライメントをどのように結びつけて理学療法を行っているかを、実技をたくさん取り入れて講義を行いました。
神戸総合医療専門学校では、数年前から理学療法教育プログラムに画像診断学の授業が必須となったようです。今年度からエコーの授業を取り入れることから、講義の依頼を頂きました。
二週にわたり、肩関節と膝関節のエコーを見ながら普段行っているエコー評価、解剖学、触診などについて実技を多く行いながら説明しました。学生さんもかなり興味を示してくれました。
私が学生の時には学ばなかったことを今の学生さんは学んでいきます。今までこうかな?と推測していたことがエコーを用いることで可視化され明確となり、理学療法の手がかりとなります。今やエコーは評価、技術向上、治療の効果判定にとても便利なツールです。医療は進み続け理学療法の技術も進歩していきます。取り残されないように日々臨床に目を向けて精進していきたいと思います。
水島 健太郎
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【画像の読影方法についての勉強会】
放射線科医のご厚意により1年目のスタッフにCT/MRIの読影方法についての勉強会を開催して頂きました。とてもわかりやすく画像の見方・考え方を教えて頂き、読影についての理解を深めることができたので日々の臨床に活かしていきたいと思います。
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【当院におけるエコーの活用報告】
株式会社フィリップス・ジャパンの広報誌に、当院のエコーの活用事例を紹介していただきました。
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【YouTubeを始めました】
昨今のSNSの発達に伴い、当院でもYouTubeを始めました。
整形外科・スポーツドクターである立原医師監修のもと、リハビリテーション科で培ってきたお役立ち情報を発信していきたいと思います。
どうぞお楽しみしてください!
チャンネル登録はこちらからお願いします。
令和3年7~9月
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【第32回 兵庫県理学療法学術大会で発表しました】
7月18日に、第32回 兵庫県理学療法学術大会が完全Web形式で開催されました。理学療法士の水島と三宅が発表を行いました。
水島健太郎 :腹筋群の相反抑制運動が腰椎屈曲可動域と多裂筋柔軟性に及ぼす影響 -超音波エコーを用いてー
三宅崇史:インターナルインピンジメントの投球障害肩に対する理学療法の一例
県学会は学会の規模としては小さいですが、兵庫県の理学療法士だけが発表できる学術大会です。
この規模の学会だからこそ多くの先生方にお会いできることができ、大久保病院の活動を兵庫県の理学療法士の先生方に知ってもらう機会でもあります。来年度以降も引き続き、大久保病院から発表していきたいと思います。
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【理学療法士一日体験に参加しました】
7月22日、理学療法士の水島は、兵庫県理学療法士会の啓発部の部員として、高校生を対象とした理学療法士一日体験に参加しました。「理学療法士の仕事ってどんな仕事?どんなところで働くの?どうすればなれるの?」と興味を持っている高校生は沢山います。その高校生の多くが、自分が怪我をして理学療法士にリハビリテーションをしてもらったり、身内の人がリハビリテーションを受けたのを見て、理学療法に興味を抱いたりしています。そこで、兵庫県理学療法士会の啓発部は、兵庫県の高校全校にポスターを配って広報し、高校生と理学療法士が対話して理学療法を体感する機会を設けています。
今年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響でWEBでの開催となりましたが、多数の応募があり、無事開催することができました。うまく伝わるか不安でしたが、参加者からは満足の声も聴けて良かったです。このような機会を通し、少しでも理学療法士に興味を持ってもらえる高校生が増えればと思います。 -
【全国高校野球選手権兵庫県大会メディカルサポート】
7月29日、高校野球選手権兵庫県大会のサポートに行ってきました。
依然としてコロナ禍ではあるものの、今年は感染対策に留意しながら何とか開催することが出来ました。当日は、甲子園出場の掛かる決勝戦という舞台で、熱戦が繰り広げられ熱い勝負する場面に立ち会うことが出来ました。
大会中は感染等による辞退校もなく、無事に終えることが出来ました。まだまだ様々な制約や自粛がなされる中ですが、少しずつスポーツやエンターテインメントの機会が開催していけるように模索し、その中で私たちも一助となれるように尽力していきたいと思います。平林龍、三宅崇史
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【FRPベーシックインストラクターの資格を取得しました】
理学療法士の増田がFRPベーシックインストラクターの資格を取得しました。
ファンクショナルローラーピラティス(FRP)とはファンクショナルローラーを使用したピラティスで、ピラティスの原理原則を医学的観点から取り入れたエクササイズが豊富なため、臨床でも取り入れやすいのが特徴です。またローラーという不安定な状況でエクササイズを行うため、初心者の方でも体幹コントロールや身体の中心を整えることができるのも大きな特徴です。
私自身、自分の身体と向き合うことで、クセや苦手な動きに気付くことができ、不良姿勢の改善につながりました。今後は今回修得した知識を基に患者様の治療に貢献していきたいです。
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【リハビリテーション科の研究が海外の論文(米国)に掲載されました】
リハビリテーション科のみんなで手掛けた[ The Characteristics of Risk from Viewpoint of Prescription Drugs in Rehabilitation Patients ] が海外雑誌(米国)に論文として認められ、この度発表されました(2021.8.26)。この論文は数年をかけてリハビリにおいでになる患者さまの薬について、許可を得ながら各担当スタッフが調べました。
どんな薬が多いのかを分類し、それぞれの薬の作用から、リハビリ(体操時など)に与える影響についてまとめ、安全なリハビリテーションの提供について考察しました。調べた薬は61種類(6477薬)で、協力していただいた患者様は1039名(回収率44.2%)でした。オープンアクセスで自由に閲覧が可能な論文です。皆様もご覧くださいますと幸いです。 これからも、リハスタッフ全員、それぞれの得意分野での発表や治療技術の向上を目指します。
【大久保病院とともに共同で研究をして下さった病院】雲南市立病院様、鹿島病院様、大山リハビリテーション病院様。本当にありがとうございます。
代表著者 理学療法士 南場芳文
今回の研究の中心になったスタッフ
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【姫路獨協大学で講義を行いました】
9月8日、理学療法士の水島が、姫路獨協大学の4年生を対象に臨時講師として講義を行ってきました。今年も、新型コロナウイルス感染症の影響で、4年生の臨床実習の期間が短縮されています。そこで、学校側から、現場で臨床を行っている理学療法士の講義を聞き、実技などを実施することで学生に現場を体感してもらいたいというお話を頂いて、講義を行うことになりました。講義では、日々臨床で行っている、理学療法評価を局所の解剖と全身アライメントをどのように結びつけて理学療法を行っているかについて、実技をたくさん取り入れて行いました。少しでも理学療法士の面白さが伝わればと思います。
令和3年4~6月
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【新入職員の紹介】
左より長谷川友香(理学療法士)、大田海乃梨(理学療法士)、森野奈良(トレーナー)日常生活・スポーツへの復帰に向け、患者様一人一人に合わせた理学療法、トレーニングを行っていきます。患者様・ご家族様の気持ちに寄り添うことが出来るよう、自己研鑽に努め、精一杯頑張りますので、よろしくお願いします。
加地 理沙 (作業療法士)
略歴
2008年 明石リハビリテーション病院入職
2013年 松本病院入職
2021年4月より大久保病院にて勤務 -
【JOSKAS/JOSSM2021で発表しました】
6月19日、JOSKAS/JOSSM 2021で口述発表をさせて頂きました。膝蓋下脂肪体と大腿外側組織の関係を、エコーを使って研究しました。昨年はビデオ配信のみでしたが、今年はLiveで質疑応答時間がありましたので、少し以前の様な緊張感を感じることができました。Webは移動時間やコストなどを考えると便利ですが、やはり現場での学会が良いですね。今年4月にリハビリテーション科に新しいエコーを購入して頂いたので、臨床で疑問に思うことをテーマに、臨床に繋がる研究を大久保病院から発信していきたいと思います。(理学療法士 水島健太郎)
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【2020年度研究業績】
<学会発表>[2020 (R2) 年4月 – 2021(R3)年3月]
■第31回日本臨床スポーツ医学会学術集会(11月,オンライン開催)
水島健太郎,水池千尋,立原久義:膝蓋下脂肪体とJasonテストの関係
■第46回日本整形外科スポーツ医学会学術集会(12月,兵庫・Webとのハイブリッド開催)
Kentarou Mizushima, Hisayoshi Tachihara (水島健太郎,立原久義):Effect of reciprocal inhibition exercise of abdominal muscles on ROM of lumbar and multifidus muscle flexibility(腹筋群の相反抑制運動が腰椎屈曲可動域と多裂筋柔軟性に及ぼす影響)リハビリテーション科スタッフの研究業績は、[行動目標、リハビリテーション科の取り組み]に掲載しております。
令和3年1~3月
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【新人発表】
3月14日に理学療法士の増田・河本・永野が新人発表を行いました。今年度は例年の会場開催とは異なりオンラインでの開催のため、不安も多くありましたが、無事に終えることができました。この経験を活かし、患者様にとってより良いアプローチができるよう精進してまいります。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
新人発表では理学療法士の中居がコメンテーターを務めました。
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【スポーツリズムトレーニング ディフューザー資格の取得】
理学療法士の村岡がスポーツリズムトレーニングのディフューザー資格を取得しました。
リズムトレーニングはリズム感を高めることで、運動能力を向上させる新しいトレーニングです。
リズムは脳に働きかけるため、認知予防のトレーニングは運動能力の向上にとても役立つといわれています。
アスリートから高齢の方まで、適切なトレーニングを提供できるように、今後とも様々な分野で教養を広げ、治療の引き出しを増やしていきたいと思います。 -
【兵庫県理学療法士会の勉強会】
3月14日、当院理学療法士の水島・三宅と元当院所属の久須美さんが兵庫県理学療法士会の研修部 Web セミナー「機能解剖に基づく膝関節疾患の評価と治療 ~明日の臨床が楽しくなる Web セミナー~」の講師を務めました。
今回のセミナーは膝がテーマで、私たちが今まで行ってきた膝蓋下脂肪体のエコーに関する研究の成果を中心にお話をさせて頂きました。セミナーには約280名の方が申し込みをされました。セミナーでは、大久保病院で行っている理学療法の内容をお話することもでき、大久保病院リハビリテーション科を多くの理学療法士に知って頂く貴重な機会となりました。