言語聴覚士の取り組み
当院の言語聴覚士の特徴としては、病気や事故によって言葉の障害や飲み込みの障害をおった方のリハビリや日常生活にどう活かしていく患者様,ご家族様と一緒になって考え取り組んで行きます。主に失語症,構音障害,摂食嚥下障害等を中心として,コミュニケーションのリハビリテーションや嚥下のリハビリを行っています。
摂食・嚥下障害とは
摂食・嚥下障害をご存じですか?
水や食べ物が飲み込めなくなったり、肺のほうへ入ってしまう障害です。その結果、栄養失調や肺炎を起こすことがあり、重篤になると死に至ります。脳卒中などの疾患以外にも、加齢でも起こります。本当に嚥下障害があるかどうかは、正確な評価が必要です。原因となる疾患が隠れている可能性もあります。また、摂食・嚥下障害の状態によっては、日ごろの口腔ケア(歯磨きなど)やリハビリテーション、調理の工夫で改善できるものがあります。
嚥下造影検査(vedeofluoroscopic examination of swallowing;VF)は摂食・嚥下障害が疑われる患者さんを対象に、造影剤を混ぜた水やゼリー、とろみのある水、固形物を口から食べてもらい、口の動きや、のどのあたりの食べ物の通過の仕方など、食べるという一連の流れをレントゲンで観察する検査のこと